つつじのさと内科医院
プロモーションビデオ
群馬県館林市の内科医院のプロモーションビデオです。医院のオープンと同時に公開する前提で制作しました。「心が色づく通院体験」をテーマに、一人の患者さんが医院に気づき、受診し、通院を重ねていく体験をそのまま追う構成にしています。
背景
群馬県館林市の内科医院で、医院のオープンと同時に公開する前提でご依頼いただきました。開院前から制作を進め、開院のタイミングに合わせて公開しています。
ご依頼の時点で、目的は3つ挙げられていました。
- 医院のアピールポイントを伝えて、ほかの医院との違いを分かるようにしたい
- 受診前に、どういう流れ・どういう空気感で診察が進むのかを知っておいてほしい
- 医院のビジョンとミッションに共感する人に来てもらい、採用につなげたい
患者さんに向けた映像と、働く人に向けた映像。この2つを1本で兼ねる設計が、企画の出発点になりました。
映像で伝えたい要素として挙がっていたのは、医師・看護師の力量と熱量、設備の充実、院内薬局があること、そして多言語での対応ができることの4点です。
制作テーマと構成
企画の軸に置いたテーマは「心が色づく通院体験」です。医院の説明を並べるのではなく、一人の患者さんが通院を重ねていく体験そのものを追う構成にしました。
ストーリーは次のように進みます。
| 場面 | 内容 |
|---|---|
| 気づく | 道を歩く高齢の女性が、医院の存在に気づく。院名を見て、中に入る |
| 待つ | 不安げに待合室の席に座る。ちょうど診察を終えた外国人の男性とすれ違う |
| 診てもらう | 受付から診察へと進む。進むにつれて、映像が少しずつ色づいていく |
| また来る | 2回目以降の通院と、つつじが岡公園を散策する様子が重なる |
不安から安心へという心の動きを、色の変化として画面上で見せるのがこの構成の中心です。「安心して通えます」と言葉で説明する代わりに、見ている側が同じ順路をたどる形にしています。
先方が挙げた4つの要素も、説明ではなく場面の中に置きました。すれ違う外国人男性が多言語対応を、院内をたどるカットが設備と院内薬局を、それぞれ台詞なしで伝えます。終盤ではマイクロドローンで院内を途切れずに見せ、最後に伝えたい内容を重ねて締めています。
音声収録を行わない設計
この案件では、現場での音声収録を行っていません。インタビューも患者役の台詞もなく、映像と音楽だけで構成しています。
診療空間での収録は、院内の静けさやプライバシーへの配慮が必要になります。一方で、音声に頼らないということは、伝えたい情報をすべて画と順番で成立させる必要があるということでもあります。だからこそ、構成の設計に最も時間をかけました。何を映すかより、どの順番で映すかで決まる映像です。
撮影
撮影は2025年4月と5月、2日間に分けて行いました。
| 撮影 | 内容 |
|---|---|
| つつじが岡公園 (館林市・4月) | 通院を重ねたあとの場面で使う、屋外の散策シーン |
| 医院内 (館林市・5月) | 受付から診察までの導線、院内薬局、設備。マイクロドローンによる院内撮影を含む |
屋外パートを4月に先行して押さえているのは、つつじの時季を外さないためです。院内の撮影は日程を動かせますが、花の時季は動かせません。撮影順は、後から取り返せないものから決めていきます。
展開
完成した映像は、次の3つの場面で使われています。
- 院内の待合室のビジョンでの投影
- 医院Webサイトでの公開
- SNSでの公開
使う場所が企画の段階で決まっていたことは、この案件では大きな条件でした。待合室で流れる映像は、音を出さずに、通りがかりに目に入る前提で見られます。音声収録を行わない構成は、この使われ方とも噛み合っています。
医療機関の映像で気をつけていること
患者さんが映像に求めているのは、「ここに行っても大丈夫か」という判断材料です。院内の清潔さ、スタッフの表情、動線の分かりやすさが、言葉より雄弁に伝わります。
また、医療広告に関する表示には制約があります。企画の段階で表現の範囲を整理しておくことで、後戻りを避けられます。
同じような映像をご検討の方へ
株式会社OneTrackは、目的・構造・効果を言語化して映像を設計する映像制作会社です。企画・構成の設計から撮影・編集まで一貫して担当します。